
こんにちは。
高槻市の中学受験専門塾・灘式井口塾です。
前回(第1回)は、低学年のうちは難問演習を急ぐよりも 「読み・書き・そろばん」 を丁寧に積み上げることが大切、というお話をしました。
※第1回記事はこちらから
今回はその続きとして、「小4までに、結局なにを優先すれば伸びるのか?」を、迷わないように 優先順位TOP3 に絞って整理します。
灘中算数を意識するご家庭でも、中堅校を視野に入れるご家庭でも、子どもにとって勉強の基礎となる “ 土台のお話 ” です。
目次

小4までに外せない「優先順位TOP3」
結論からいきます。小4までの優先順位はこの3つです。
- 読む力(条件を正確に拾う力)
- 書く力(式・図で整理する習慣)
- 計算の安定(正確さと見直し)
「灘中算数は中堅校と違う」と言われますが、違いが出るのは主に小5以降。
小4までにこの3つが揃っている子は、その後の伸び方がまるで変わります。

1位:読む力|“ 算数の成績 ” は問題文で決まる
算数が苦手に見える子でも、実は原因が「計算」ではなく 問題文の読み取り ということがよくあります。
小4までに身につけたい「 読み方 」
- 問題文を最後まで読んでから手を動かす
- 「何がわかっていて」「何を求めるのか」を言葉で言える
- 条件(回数・差・合計・同じ・増えるなど)を拾える
家庭でできる練習( 1日3分でもOK )
問題を解く前に、子どもにこう聞くだけで十分です
- 「これ、何が書いてある?」
- 「何を求める問題?」
- 「条件はどれ?」
最初は口頭でOK。慣れたら、線を引く・丸で囲むに移行します。
2位:書く力|“ 頭の中だけ ” を卒業する
灘中算数を意識すると特に大切になるのが、書いて整理する力です。
ただし低学年~小4では、難しい解法よりも「書く型」を作るのが先です。
小4までに作っておきたい「 書く型 」
- 式は1行で終わらせず、途中を残す
- 図を雑に描かない(四角は四角っぽく、線はまっすぐ)
- 分からないときほど、手を止めずに “ メモを書く ”
家庭でできる練習( おすすめはこの2つ )
問題を解く前に、子どもにこう聞くだけで十分です
- 線分図の入口:
- 文章題で「誰が」「いくつ」「増えた/減った」を、棒で表すだけ
- 表の入口:
- 規則性っぽい問題は、いきなり式より先に小さな表を書くだけ
「きれいにノートを作る」より、考えるために書くが目的です。
3位:計算の安定|速さより “ 崩れない ” が勝つ
小4以降、文章題や図形、思考問題が増えると、計算が不安定な子はそこで時間が消えます。
だから低学年~小4は、難しい計算よりも 正確さと安定感 を最優先にします。
小4までの計算で意識したいこと
- 途中式を残し、ミスの原因を追えるようにする
- 見直しを「気合」ではなく「手順」にする
- 雑な字を直す(これだけでミスが減る子が多いです)
見直しの “ 型 ” ( おすすめ )
- 足し算・引き算:位をそろえる/繰り上がり・繰り下がりチェック
- かけ算:概算で桁を確認(だいたいこのくらい、を持つ)
- わり算:かけ算で戻して確認
速さは後からついてきます。まずは 崩れない計算 を作りましょう。
小4までの取り組み目安(家庭で迷わない為に)
ここまでを「何からやる?」に落とすと、こうです。
- 毎日:読む → 書く → 計算(各5分でもOK)
- 週2回:文章題1問で「条件を拾う→図/式を書く」
- 週1回:間違い直しだけの日を作る(解きっぱなし防止)
「量を増やす」より、型を崩さず回すのがポイントです。

よくある失敗パターン(先に潰しておきます)
失敗1:難問に手を出して、読む・書くが雑になる
→ 低学年~小4は、難問よりも「読み取り→整理」の型が先です。
失敗2:答え合わせで終わり、直しをしない
→ 直しは “ 才能 ” ではなく “ 手順 ”
「どこで間違えた?」を言語化してから、もう一度同じ型で解き直すだけで伸びます。
失敗3:タブレット中心で、紙に書かない
→ 入試は紙。式と図を紙に残す練習は、早めに入れておくと後が楽です。
まとめ|小4までに「伸びる土台」を作る
小4までに外せない優先順位TOP3は、
❶ 読む力(条件を拾う)
❷ 書く力(式・図で整理)
❸ 計算の安定(正確さと見直し)
この3つです。
ここが揃うと、小5以降に負荷が上がっても崩れにくく、灘中算数のような思考問題にも向き合える “ 器 ” ができます。
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