夏期講習の成果は「受けた時間」ではなく「解き直した回数」で変わる

夏期講習の成果は 解き直しで決まる
「夏期講習を頑張ったのに、思ったほど成績が伸びていない」

夏休みの後半から秋にかけて、こうしたご相談が増えてきます。

毎日授業を受け、宿題にも取り組んでいたのに、テストになると解けない。以前習ったはずの問題でも、少し形が変わると手が止まってしまう。

これは、夏期講習が無駄だったということではありません。

授業で「分かったこと」が、まだ一人で使える力に変わっていないだけです。

中学受験の勉強で大切なのは、何時間授業を受けたかではなく、自分の力で解ける問題がどれだけ増えたかです。

夏期講習を受けたという安心感だけで終わらせず、秋以降の学力へつなげるために、今から取り入れたい3つの復習習慣をご紹介します。

夏期講習を頑張った子ほど陥りやすい「分かったつもり」

授業中に先生の説明を聞いていると、「なるほど」「分かった」と感じることがあります。

しかし、その場で理解できたことと、翌日に自分一人で解けることは同じではありません。

「 先生の説明や板書を見れば分かる。 」

「 解説を読めば納得できる。 」

「 答えを見た後なら解き方を思い出せる。 」

この状態は、まだ「分かる」の途中です。

中学受験で必要なのは、誰かの助けがなくても、自分で問題文を読み、必要な知識を取り出し、答えまでたどり着く力です。

夏期講習の本当の成果は、授業が終わった瞬間ではなく、数日後にもう一度その問題を解いたときに表れます。

* 習慣1 * 「正解できた」ではなく「説明できた」を目標にする

問題に正解すると、それだけで理解できたように感じてしまいます。

しかし、たまたま選択肢が合っていたり、覚えていた解き方をそのまま使ったりしただけでは、少し問題が変わったときに対応できません。

復習するときは、答えを出した後に、次のように問いかけてみてください。

「なぜ、この式になるの?」
「どうして、この答えを選んだの?」
「別の人に教えるなら、どのように説明する?」

自分の言葉で説明できない部分には、まだ理解が曖昧なところが残っています。

特に算数や理科では、答えだけではなく、考え方を順番に説明できるかどうかが重要です。

国語でも、「なんとなくこの選択肢」ではなく、本文のどの部分を根拠に判断したのかを確認します。

社会では、用語だけを暗記するのではなく、出来事のつながりや理由まで説明できるようにします。

灘式井口塾の授業でも、正解したかどうかだけで終わらせず、

「なぜそう考えたのか」を確認しながら、自分で考える力を育てていきます。

* 習慣2 * 復習する問題を「3種類」に絞る

夏期講習のテキストを最初からすべて解き直そうとすると、量が多すぎて続かなくなることがあります。

復習は、すべてを均等にやり直す必要はありません。

優先したいのは、次の3種類です。

1.間違えた問題

間違えた問題は、今の弱点がはっきり表れている問題です。

赤ペンで答えを書き写して終わるのではなく、一度答えを隠し、最初から自分で解き直します。

2.正解したけれど時間がかかった問題

時間をかければ解ける問題も、入試では十分に使える力になっていない可能性があります。

どこで迷ったのか、もっと簡単に考える方法はないかを確認しておきましょう。

3.自信がないまま正解した問題

「たぶんこれだと思う」「なんとなく選んだ」という正解は、次回も正解できるとは限りません。

丸がついていても、説明できなかった問題は復習対象です。

復習すべき問題は、単に「間違えた問題」だけではありません。

時間がかかった問題と、自信がなかった問題まで拾えるかどうか

で、復習の質は大きく変わります。

* 習慣3 * 間違えた原因を整理し、重要な問題から解き直す

間違えた問題が多い場合、すべての問題を何度も解き直そうとすると、復習だけで大きな負担になってしまいます。

大切なのは、全部を同じように復習することではなく、今の自分に必要な問題から優先して取り組むことです。

まずは、間違えた問題の横に、原因を簡単にメモしてみましょう。

‣ 計算ミスをした
‣ 問題文を読み違えた
‣ 考え方が分からなかった
‣ 解き方は分かっていたが、途中で迷った

間違えた原因が分かると、次に何を復習すればよいかが見えやすくなります。

そのうえで、先生から指示された重要な問題や、解説を読んで考え方を理解できた問題から優先して解き直します。

解説を読んで「分かった」と感じても、本当に理解できているとは限りません。

答えや解説を閉じた状態で、最初から自分の力で解けるかを確認することが大切です。

すぐに解き方を再現できなかった問題は、数日後にもう一度確認します。反対に、自力で解けるようになった問題まで何度も繰り返す必要はありません。

復習は、問題数を多くこなすことが目的ではありません。
間違えた原因を知り、重要な問題を一つずつ「自分で解ける問題」に変えていくことが大切です。

復習ノートをきれいに作ることが目的になっていませんか?

復習というと、間違えた問題をノートに書き写したり、色分けして整理したりすることを思い浮かべるかもしれません。

もちろん、整理することで理解が深まる子もいます。

しかし、復習ノートを作ることに時間を使いすぎて、肝心の解き直しが少なくなってしまっては本末転倒です。

復習の目的は、きれいなノートを完成させることではありません。

次に同じ考え方を使う問題が出たとき、自分一人で解けるようにすることです。

ノートには、長い解説を書き写すよりも、次のような短い記録を残すだけでも十分です。

 計算の途中で単位を間違えた
・ 問題文の条件を一つ読み落とした
・ 割合の基準となる量を取り違えた
・ 本文ではなく、自分の思い込みで答えた

「自分がなぜ間違えたのか」が分かれば、次に注意するポイントが明確になります。

保護者の役割は「勉強を監視すること」ではなく「考え方を聞くこと」

復習をさせようとして、つい「もう一回やったの?」「本当に分かったの?」と確認したくなることもあると思います。

しかし、お子様によっては、監視されているように感じてしまうことがあります。

ご家庭では、答えを教えたり、勉強量を細かく管理したりするよりも、考え方を聞く声かけがおすすめです。

「今日は、どんな問題が前より解けるようになった?」
「一番難しかった問題はどれ?」
「次に同じ問題が出たら、どこに気をつける?」

「今日は、どんな問題が前より解けるようになった?」
「一番難しかった問題はどれ?」
「次に同じ問題が出たら、どこに気をつける?」

このような問いかけは、お子様自身が学習内容を振り返るきっかけになります。

うまく説明できなくても、すぐに答えを教える必要はありません。

「どこまでは分かっているのか」「どこから分からなくなったのか」を一緒に整理するだけでも、十分な復習になります。

灘式井口塾が大切にしている復習の考え方

高槻市の灘式井口塾では、問題を解いて丸をつけるだけの授業ではなく、一人ひとりの理解度を確認しながら指導を進めています。

同じ問題を間違えていても、その原因はお子様によって異なります。

基礎知識が抜けている場合もあれば、問題文を急いで読んでいる場合、途中の考え方は合っていても計算で間違えている場合もあります。

個別指導では、こうしたつまずき方まで見ながら、どこへ戻って学び直せばよいかを整理できます。

灘式井口塾が大切にしているのは、目の前の答えを教えることではありません。

「なぜ間違えたのか」
「次は何に気をつけるのか」
「一人でもう一度解けるか」

ここまで確認し、少しずつ自分で考えて進められる状態を目指します。

中学受験の学力は、一度の授業や一度のテストで急に完成するものではありません。

基礎へ戻り、考え、解き直す。

その地道な積み重ねが、秋以降の応用問題や入試問題に向き合う力につながります。

まとめ|夏期講習は「終わってから」が本当のスタート

夏期講習を受けたこと自体が、成績を上げるわけではありません。

授業で学んだ内容を、自分一人でもう一度使えるようにして、初めて学力になります。

夏期講習後は、次の3つを意識してみてください。

・ 答えだけでなく、考え方を自分の言葉で説明する
・ 間違えた問題、時間がかかった問題、自信がなかった問題を解き直す
・ 授業当日、2~3日後、1週間後と間隔を空けて確認する

夏に頑張った時間を、「受けた授業の数」で終わらせるのか。

それとも、「自分で解ける問題の数」に変えていくのか。

この違いが、秋以降の学習に少しずつ表れてきます。

灘式井口塾へのご案内

「夏期講習でたくさん勉強したはずなのに、どこまで理解できているのか分からない」

「間違えた問題をやり直しているが、同じところで何度もつまずいてしまう」

そのような場合は、復習の量ではなく、復習する場所や方法が合っていない可能性があります。

高槻市の灘式井口塾では、中学受験を目指すお子様の現在の理解度を確認し、必要に応じて基礎へ戻りながら、一人ひとりに合った学習を進めています。

集団の学習塾で学んだ内容の整理や、苦手単元の復習、家庭学習の進め方についてもご相談いただけます。

※成績や学習状況に関するご相談などございましたら、随時個別面談を行っておりますので、お気軽にお声がけください。

生徒のみなさん一人ひとりにとって、実りある夏になるようサポートしていきます!
どうぞよろしくお願いいたします🌻

夏期講習からの生徒さんも自習室・無料演習授業を受けていただけます。

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灘式井口塾では、中学受験を目指すお子さま一人ひとりの理解度や学習状況を確認しながら、基礎を大切にした個別指導を行っています。

答えや解き方を一方的に教えるのではなく、どのように考えたのか、どこで分からなくなったのかを確認し、お子さま自身が答えにたどり着けるようサポートします。

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このようなお悩みも、お気軽にご相談ください。

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