中学受験で子どもが勉強しない!親はどこまで口を出すべき?

中学受験で子どもが勉強しない。おやはどうする?

「うちの子は、言わないと全然勉強しないんです」

これは、中学受験を考えている保護者の方からよく聞く悩みです。

「勉強しなさい」と何度も言ってしまう。でも、言えば言うほど子どもは嫌がる。

かといって、何も言わずに見守っていると、いつまでたっても勉強を始めない。

では、親はどこまで口を出すべきなのでしょうか。

私は、「勉強しなさい」と言い続けるのも、すべて子どもの自主性に任せるのも、どちらも極端だと思っています。

大切なのは、子どもが自分から勉強に向かえるように、大人が上手に関わってあげることです。

今回は、中学受験で子どもが勉強しないと悩んでいる保護者の方へ、家庭での声かけや勉強との向き合い方についてお話しします。

読み終えるまでの所要時間

19〜29分

勉強は本来、楽しいものです

そもそも私は、勉強すること、何かを学ぶことは、本質的には楽しいものだと思っています。

知らなかったことを知る。

解けなかった問題が解けるようになる。

昨日までできなかったことが、今日はできるようになる。

そこには本来、喜びがあるはずです。

ところが、中学受験に向けて勉強量が増えると、いつの間にか「勉強すること」そのものが目的になってしまうことがあります。

大量の宿題に追われたり、理解できていない問題を無理に解かされたり。

そんな状態が続けば、勉強が楽しみではなく、苦しみに変わってしまっても不思議ではありません。

特に、保護者の方にお願いしたいことがあります。

勉強を罰として与えることは、やめてほしいと思います。

例えば、

「約束を守らなかったから、計算問題をあと20問やりなさい」

これでは、子どもにとって勉強そのものが嫌なものになってしまいます。

勉強は、何か悪いことをしたときに与えられる罰ではありません。

新しいことを知り、自分の力でできることを増やしていくものです。

その楽しさを失わせないことが、まず大切だと思います。

勉強しなさい勉強しなさいと親に言われて飽き飽きしている子

子どもをその気にさせる環境も大切です

もちろん、勉強の楽しさを伝えることは、家庭だけで簡単にできるものではありません。

小学4年生や5年生くらいであれば、学習塾に通わせることも一つの方法です。

塾の役割は、勉強を教えることだけではありません。

子どもが「自分も頑張ってみよう」と思える環境をつくることも、塾の大切な役割だと思っています。

例えば、友達と競い合うことが好きな子どもであれば、集団塾が向いている場合もあるでしょう。

周囲の子どもたちが一生懸命に勉強している姿を見て、「自分も頑張ろう」と思えることもあります。

一方で、大勢の中では質問しにくい子どもや、自分のペースでじっくり考えたい子どももいます。

そのような子どもには、一人ひとりの理解度に合わせて進められる個別指導が合っていることもあります。

大切なのは、集団塾か個別指導塾かということだけではありません。

その子が前向きに勉強できる環境を用意してあげることです。

高槻市で中学受験の学習塾を探されている保護者の方も、授業の進め方だけでなく、お子さんがその環境で安心して勉強できそうか、という視点を大切にしていただきたいと思います。

勉強は本来楽しいものです

自主性を尊重することと、放任することは違います

では、子どもの自主性を育てるために、親は何も言わずに見守っていればよいのでしょうか。

私は、そうは思いません。

正直なところ、小学生の子どもを完全に放っておけば、勉強をほとんどしないことも珍しくありません。

自分一人で勉強の計画を立て、毎日決まった時間に机に向かい、苦手な問題にも自分から取り組む。

そんなことができる小学生は、むしろ少数ではないでしょうか。

ですから、親がある程度見守り、勉強する方向に導いてあげることは必要だと思っています。

ただし、何から何まで親が決めてしまう必要はありません。

例えば、

「早く勉強しなさい!」

と言う代わりに、

「今日は何から始めようか?」

「算数と漢字、どちらを先にやる?」

「まずはこの問題を一緒に考えてみようか」

と声をかけてみる。

最初は親が一緒に考えながら、少しずつ子ども自身に決めてもらうようにしていけばよいのです。

また、子どもが勉強しないときには、単にやる気がないのではなく、問題が難しすぎたり、何から始めればよいのか分からなかったりすることもあります。

そんなときは、難しい問題を無理に進めるよりも、一度基礎に戻ってみることも大切です。

親が隣について、一緒に勉強を進めてあげることは、決して悪いことではありません。

最初から一人でできることを求めるのではなく、少しずつ自分で考え、自分で進められるようにしていく。

それが本当の意味で、自主性を育てることではないでしょうか。

「将来のために勉強しなさい」は、小学生には響きにくいものです

子どもに勉強の大切さを説明するとき、よく使われるのが「将来のため」という言葉です。

「今頑張っておけば、将来きっと役に立つよ」

「大人になって困らないために勉強しなさい」

もちろん、勉強が将来の可能性を広げることは間違いありません。

しかし、小学生にとって「将来」と言われても、なかなか実感が湧かないのが普通です。

中学生や高校生であれば、進路や将来の仕事を少しずつ意識するようになるでしょう。

でも、小学生に遠い将来の話をしても、それが毎日の勉強の動機になるとは限りません。

それよりも、目の前の勉強に楽しさを見つけさせてあげることの方が大切だと思います。

例えば、ゲームを思い浮かべてください。

最初はクリアできなかったステージも、何度か挑戦しているうちにクリアできるようになる。

すると、うれしくなって、次のステージにも挑戦したくなります。

勉強も同じです。

最初は難しかった計算問題が解けるようになる。

昨日は分からなかった文章題を、自分の力で解けるようになる。

そんな小さな成功体験が、次の問題に挑戦する気持ちにつながっていきます。

特に中学受験では、難しい問題ばかりに取り組むのではなく、基礎をしっかり身につけ、できることを一つずつ増やしていくことが大切です。

できなかったことが、できるようになる。

その喜びを積み重ねることで、勉強に対する気持ちは少しずつ変わっていくはずです。

子どもに必要なのは、遠い将来のために我慢させることよりも、目の前の「できた!」という喜びを積み重ねてあげることではないでしょうか。

子どもに「勉強しなさい」と言う前に、親自身は勉強していますか?

最後に、保護者の皆さんに一つお聞きしたいことがあります。

お子さんが勉強しているとき、皆さんは何をしていますか?

隣でスマートフォンを触っていませんか?

もちろん、保護者の方にも仕事や家事があり、いつも子どもの隣についていることは難しいと思います。

ただ、子どもに「勉強しなさい」と言いながら、親はずっとスマートフォンを見ている。

これでは、子どもが納得しないこともあるでしょう。

私は、親も一緒に勉強すればいいと思っています。

何も、子どもと同じ問題を解く必要はありません。

英語でも、資格試験でも、仕事に関する勉強でも構いません。

子どもが算数の問題に取り組んでいる横で、親も本を読んだり、自分の勉強をしたりする。

そして、時には親自身も難しい問題に悩み、考え、努力する。

そんな姿を見せてあげてほしいと思います。

子どもは、大人が思っている以上に、親の姿をよく見ているものです。

「勉強は大切だよ」と何度も説明するよりも、親自身が学ぶことを楽しんでいる。

分からないことがあれば調べ、できないことがあれば工夫してみる。

そうした大人の姿から、子どもが学ぶこともあるのではないでしょうか。

勉強は、子どもだけがするものではありません。

大人になってからも、学ぶことは続いていきます。

子どもに勉強の大切さを言葉で伝えるだけでなく、大人自身が学び続ける姿を見せる。

それが、私たち大人の使命だと思っています。

まとめ|親ができるのは、子どもが自分から学べるようになるための手助け

中学受験を考えているご家庭では、どうしても子どもの勉強時間や成績が気になるものです。

「もっと勉強してほしい」

「自分から机に向かうようになってほしい」

そう思うのは自然なことです。

ただ、「勉強しなさい」と言い続けるだけでは、なかなか状況は変わりません。

だからといって、すべてを子ども任せにする必要もありません。

大切なのは、子どもの様子を見ながら、必要なときには手を貸し、少しずつ自分でできることを増やしていくことです。

そして、勉強を嫌なものにせず、「分かった」「できた」という喜びを大切にすること。

中学受験は、一日や二日の頑張りで結果が決まるものではありません。

毎日の小さな積み重ねが、少しずつ学力や自信につながっていきます。

「勉強しなさい」と言うことよりも、子どもが自分から勉強したくなる環境を整えてあげること。

それが、保護者の方にできる大切なサポートだと思います。

親も一緒に勉強していますか?アフター

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